「過去と他人は変えられない。しかし、今ここから始まる未来と自分は変えられる」
アドラーを源流とする人間性心理学に属するエリック・バーンの言葉です。
身近な人に何度言っても同じことをする、かわらない…
「なぜ何度も言っているのにあの人はかわらないんだろう。どうしたらかえられるんだろう」
なんであの時こうしたんだろう…あの時~しなければ、私はもっと幸せだった…
過去こういうことがあったから、今こんなふうに自分はなってしまった…
と思ったことありませんか?
私も以前は「なんでなんで…どうしてどうして…」の後悔ばかりしていました。
それがこの言葉に出会えて、考えがかわり
今はアドラーにかかわる言葉で一番好きな言葉になりました。
「過去と他人は変えられない。しかし、今ここから始まる未来と自分は変えられる」
子供のころ、親に厳しく育てられた経験がある人が
「両親と同じように子供を厳しくしつけなければならない」と思う人もいれば、逆に
「厳しく育てられて辛かったから、同じ思いを子供にさせたくないので子供は自由にする」と思う人もいます。
過去の事実は変えられないのです。ただ、過去の事実をどう自分で意味づけするかによって、行動が変わり、未来を変えることができます。
過去に原因を探し辛いことがあったから、自分がこうなったのは仕方ないと言い訳ができますが、何の解決にもなりません。
他人に原因を追及するのも一緒です。
「親や夫が悪い」「子供が悪い」といってもなんの解決にもならないのです。
相手との関係が悪くなるのはもちろん、相手は余計にこちらの意見に耳を傾けなくなります。
まずは、「過去と他人は変えられない」と思うことが大切です。
その変えられないものをどういう思いで受け止め意味づけするかで、「未来と自分は変えられる」のです。