怒りの目的を客観的にみることが大切です。
怒りの目的は、
相手を支配する、相手より優位に立つ「~するべき」「~しなければならない」と自分の信念があるなどがあります。
怒りの感情には別な感情があり、それが満たされないため怒りを使っているのです。
別な感情には、
「心配になる」
「不安になる」
「さみしくなる」
「がっかりする」
などがあります。
この感情があるために怒りをつかって相手にぶつけているのです。
まずは、別な感情が何なのかを知ることが必要です。
「子供が何度言っても勉強しないと怒る」
→「将来大丈夫かな。心配、不安」
「子供の帰りが遅いと怒る」
→「一緒にいる時間少なくてさみしい、誘拐されていないか心配」
などなぜ怒っているのかを感じてください。
相手に伝える時は「あなたは~なんだから」「あなたは~しないんだから」と「あなた~」ではなく、
「わたしは~と思う」、「わたしは~」と伝えることが大切です。
「あなたはいつも勉強しないんだから」
→「あなたが勉強しないと将来困らないかなってお母さん心配なの」
「あなたはいつも帰りが遅いんだから」
→「あなたが帰り遅いと、誘拐されたのかとお母さんは心配になるの」
という伝え方だと、相手はどう感じますか?
「あなたは~」で言われると、お母さんはわたしのことわかってくれない、うるさいなと反発したくなりますが、
「わたしは~」だとお母さんの本当の気持ちが知れて聞く耳をもつのではないでしょうか?
お母さんも自分の真の感情を伝えることにより、怒りという感情をコントロールできるようになるのです。